自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

HOME » 自律神経失調症4つのタイプ » 本態性型自律神経失調症

本態性型自律神経失調症

本態性型自律神経失調症とは

体質的にストレスへの感度が高い人は、本態性型自律神経失調症を引き起こしやすいといわれています。自律神経障害の患者全体の10%以下と全体の割合としては少数派です。

これは体質によって発生するもので、もともと交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできない場合に出現します。 生まれつき自律神経の働きがうまくいかないということは、先天的なトラブルだといえるでしょう。

生まれつきというと何か遺伝も関係しているのでは…と思うかもしれませんが、これも体質であるため遺伝とは関係がありません。両親共に、本態性型自律神経失調症でなかったとしても子どもが本態性型自律神経失調症になるケースはあるのです。 反対に親のうちどちらかに本態性型自律神経失調症が見られたとしても、子どもに遺伝するわけではありません。

昔から体調を崩しがちだったものの原因がわからない…そこで詳しく調べてみたところ実は本態性型自律神経失調症だったことがわかったケースも少なくありません。小さい頃から体力の無さや頭痛などのトラブルを感じているものの、その原因が本態性型自律神経失調症であることに気づかず生活している方もいるでしょう。

これからご紹介する内容に当てはまるものが多く、自分も本態性型自律神経失調症なのでは…と思った場合は病院を受診してみることをおすすめします。 自律神経失調症の中でも珍しい部類に入ることもあり、専門医のいる病院で相談しましょう。

生まれつきストレスへの感受性が高い人がかかりやすい

  • 要因
    生まれつき自律神経の働きが乱れやすく、些細な外部の刺激からバランスを崩す

生まれつき自律神経の機能が不安定なため、ささいな外部の刺激からバランスを崩してしまいます。そのため、このタイプは子どもの頃から体調不良などに悩まされてきた虚弱体質の方に多いとされています。

本態性型はストレスや心理的な要因がなくても、ライフスタイルや性格など複数の問題によって起こりやすくなるようです。そのほか、冷え症の人、多汗症の人、生理痛が重い人も発症しやすいといわれています。

どんな人がなりやすいのか

  • 小さな頃から「体調が優れない」「具合が悪い」などの自律神経失調症の症状が現れる人
  • 虚弱体質の人
  • 体力に自信がない人
  • 冷え症の人
  • 乗り物酔いをしやすい人
  • 汗かきな人
  • アレルギー体質の人
  • 体温調節が上手く行えない人
  • 月経痛が重い人

主な症状

  • 低血圧
  • 虚弱体質
  • 倦怠感

これらが本態性型自律神経失調症の主な症状ではありますが、人によって感じる症状は違います。また、人によってどれくらいの症状が出るのかも違いがあり、中にはほとんど生活に支障がない程度の症状で済む方もいれば、私生活に悪影響をもたらしてしまうほどの強い症状が出る方もいるのです。

ストレスが要因かはいまだ不明

本態性型は自律神経の感受性が高いため、多くの人はストレスと感じないささいなことを身体がストレスと感じて過敏に反応している可能性もあります。

しかし本態性型は、他の3タイプの自律神経失調症とは異なり、精神的な問題やストレスによって症状が悪化することはあまりないというデータもあります。自律神経の働きはとても複雑で繊細です。そのため、いまだに解明されていない部分もあるようです。

症状改善させることは可能?

本態性型自律神経失調症は自律神経が非常に繊細なことが原因で、さまざまなトラブルを抱えます。先天性の問題ということもあり、対策をとるのは非常に難しいように思うかもしれません。 ですが、ライフスタイルを見直すことによって、ほとんど本態性型自律神経失調症の症状が出なくなった方もいるようです。大切なのは自律神経の乱れを少なくすることにあります。

一般的な自律神経失調症はストレスが大きく関わっており、ストレスを感じると症状が悪化するのですが、本態性型自律神経失調症の場合はストレスと直接的な関係がないので、対策が取りにくいといえるでしょう。

本態性型自律神経失調症であれば、できるだけストレスを感じないように生活習慣を整えるだけでも症状が改善することがあります。しかし本態性型自律神経失調症の場合はストレス対策をしても効果が見られないケースもあります。 では、どういった対策をとれば良いのでしょうか。原因はまだはっきりしていないものの、体質の問題だけでなく、ライフスタイルや性格なども関係して症状が現れるのではないかといわれています。

どのような時に症状が現れるのかメモしておくのもおすすめです。症状が現れそうな場面を事前に予想できる場合は、そのときにできるだけ安静に過ごせるように工夫してみましょう。 ただ、中には自分でいろいろ症状を照らし合わせて本態性型自律神経失調症だと判断したものの、実際に病院で診察を受けてみたところ他の病気だったり、本態性型ではないタイプの自律神経失調症だったというケースもあります。

本態性型自律神経失調症の場合は原因がはっきりわかっていないこともあり対策を取るのが難しいのですが、その他の自律神経失調症だった場合はできるだけストレスを感じない生活を行うことが症状の改善に繋がるケースが多いです。

自律神経失調症だから自分ではどうしようもない…と思っていたものの、専門医に相談をしたら効果的な対策や治療法について教えてもらえる場合もあるのです。自己判断するのではなく、まずは病院でしっかり診察を受けてみてくださいね。

コンテンツ一覧