自律神経失調症の改善 大百科
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副交感神経が優位になれば関節痛は治まる

自律神経失調症と関節痛の関係が知りたい!何故関節が痛むの?

多くの方が自律神経失調症と関節痛は関係していないと思っていますが、実はとても深く関係しているのです。

自律神経失調症と関節痛の関係とは?

自律神経失調症と関節痛はどのように関係しているのでしょうか。

 

関節痛とは?

関節痛といっても「変形性関節症」「慢性関節リウマチ」「五十肩(肩関節周囲炎)」「通風」など様々な種類があります。膝や肘、指、方、股関節など様々な部位の関節が動きにくくなり、痛みを感じます。どの部位が動かしづらくなり、痛みを感じやすくなるのかは人によって違います。

 

関節痛の症状

  • ハードな運動をしたあとのように関節が痛む
  • 歩くだけでも辛い痛み
  • まだ若いのに年をとったかのような痛み

など症状は人それぞれです。

また、筋肉痛、動悸、ほてり、偏頭痛といった症状を併発していることもあります。

 

関節痛と自律神経失調症関係性

自律神経が優位になり交感神経が優位になると、体はずっと興奮状態のままです。そうすると筋肉と血管が硬く血流が悪くなり、血液中の酸素が筋肉に十分に巡らず筋肉が余計に緊張状態に陥り収縮します。そして、その収縮で血管が押しつぶされるため、それにより関節痛が起こるのです。

自律神経失調症の方は交感神経が優位になっている状態が長いため、筋肉と血管に負担が掛かり関節痛になりやすいです。

自律神経失調症からくる痛みはどのように感じる?

自律神経失調症による関節痛の痛み方を知りましょう。

 

  • ズーン
  • しくしく
  • バリバリ
  • ガチガチ

感覚的にはこのような痛みがします。

腕を上げる動作の洗濯物を干したり、髪の毛を洗ったりするのが難しくなります。

 

  • 鈍痛が続く
  • 重労働をしてもないのに腰が痛む
  • 姿勢が悪いわけでもないのに腰が痛い
  • 寝起きは毎日腰が痛い
  • ずっと同じ生活スタイルにも関わらず腰の痛みが悪化する

ストレスでも腰痛は起こるとされています。ストレスが溜まると交感神経が活発になっているため、体がなかなか回復せず腰が痛くなるのです。

そう考えると腰痛だけでなく、様々な部位が痛くなると捉えても良いでしょう。

自律神経失調症と関節痛のカギを握る【副交感神経】

副交感神経は「休息しているとき」「就寝中」「リラックスしているとき」など、落ち着いているときに優位になります。人間休むことで体力や気力を回復させることができますが、それは副交感神経が働いているからです。ということは、交感神経が過度に働くと副交感神経の働きが弱くなってしまうため、体力や気力が回復しづらくなってしまうのです。

緊張、興奮状態などでストレスが溜まると就寝中も交感神経が高ぶっているので、休んだのにも関わらず体が回復しません。関節痛も悪化させることになってしまいます。体の調子を整えるためには、副交感神経が欠かせないのです。

副交感神経を優位にする方法

では、副交感神経の働きを良くする方法を実践してみましょう。3つの方法を紹介します。

 

ギャバが含まれ、セロトニンが活性化させる食品の摂取

「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」「ギャバ」は神経伝達物質です。ちなみにドーパミンとノルアドレナリンには興奮作用があり、これを抑えるのがセロトニン、鎮静作用があるのがギャバです。不足しているこの2つを補うことで、副交感神経を高めることができます。

ギャバは近年注目度が高まっている物質で、サプリメントで補給している人も多いです。

食品だと、

  • 玄米
  • 大麦
  • かぼちゃ
  • 発酵食品
  • 豆腐

などに含まれています。

これらをバランス良く摂取することで、毎日適度にギャバを補給することができます。食事だけで厳しい場合は、サプリメントを利用してみるのも良いでしょう。その場合はメーカーによって含有量が異なるため、内容を確認してから購入してください。

セロトニンを活性化させるためには「トリプトファン」を摂取しましよう。セロトニンは体内で作られるのですが、その原料がトリプトファンです。

  • 豆乳
  • 肉類
  • 赤身魚
  • 白米
  • バナナ
  • そば
  • 発酵食品

などに含まれています。

これらを摂取することでトリプトファンを吸収でき、セロトニンの生成を促せるでしょう。

ギャバとセロトニンの働きを促す食品を見てみる、発酵食品はどちらにも入っています。納豆、みそ、チーズ、ヨーグルト、しょうゆ、漬物などは毎日摂取した方が良いです。

 

入浴でリラックス効果を得る

副交感神経の働きを高めるためには、入浴も重要です。毎日シャワーのみで済ませているという方は、今日から入浴もしてみてください。ただ、方法を間違えると効果を得られませんから、正しい入浴方法を学びましょう。

入浴すると「血流改善」「疲労回復」「温熱効果」など様々な効果を得られます。

それぞれの効果をもう少し説明してみます。

  • 血流改善

    入浴中は水圧によって体が3~6センチ縮みます。それにより肺が圧縮し、酸素を吸い込もうと深い呼吸をします。そのときに血流が上昇しリンパが活動的になるのです。 入浴後はリンパの働きが落ち着くためリラックス状態になります。

  • 疲労回復

    入浴中は浮力により体が軽くなるため、その分使う筋肉腸も減ります。そのため、筋肉もしっかり休められます。

  • 温熱効果

    体が温まることで硬くなっていたマッサージをしたように筋肉が柔らかくなります。

入浴をするだけで3つの効果を得て体がリラックス状態になるため、副交感神経が優位になるのです。

ただし、ただ入浴をすれば良いというわけではありません。温度調節に気をつけてください。

リラックス目的の場合は39~40度が目安の温度です。ぬるいと感じる人もいると思いますが、このくらいだと血管に負担を掛けずに筋肉を柔らかくできます。40度以上になると運動をしたときにように交感神経が高くなって逆効果になるため注意してください。朝の出勤前なら交感神経の働きのおかげで眠気を覚ますことができますが、睡眠前だと興奮状態が続き眠れなくなってしまいます。

リラックス効果を得て副交感神経を優位にしたいなら、温度設定はしっかりと行ないましょう。さらに、照明を暗くすることでも副交感神経を活発にできるのでおすすめです。

 

関節痛のマッサージ

先程も説明しましたが、自律神経が乱れ交感神経が活動的になると関節痛が起こります。ですから、関節痛を改善するためには、交感神経から副交感神経を優位にしなければなりません。

「ペパーミント」「マジョラム」「ラベンダー」などは自律神経失調症に効果的な精油です。これらの精油と植物油をブレンドしたものを使って1日1~2回マッサージしてあげると、関節痛を和らげられます。

では、こちらでは膝のマッサージ方法を説明します。

 

  1. ①座ったまま足を伸ばし力を抜き、膝のお皿が動くか確かめます。
  2. ②次に膝のお皿のふちを両手の親指で、つま先方向へ5秒間ずらします。
  3. ③②と同じ工程を向きを変えて、上下左右時計回りに8方向(左上→右下、左→右……etc)から行ないます。

 

このマッサージを行なうと筋肉、靭帯がほぐれ関節痛の症状が治まるでしょう。

マッサージを行なうとリラックス状態になり眠くなります。これは副交感神経が働いているサインです。こわばっていた筋肉が柔らかくなり血管が広がり、栄養、酸素などが全身に巡るため、体の修復が促進され関節痛の緩和が見込まれます。自律神経失調症の症状改善も期待できます。

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