自律神経失調症の改善 大百科
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薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

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自律神経失調症の治療が過呼吸症候群の治療になる

辛い過呼吸も自律神経失調症に関わりがある

過呼吸症候群と自律神経失調症に関係があることを知っていましたか?どのように関わっているのか解説していきます。

過呼吸と自律神経失調症は密接に関わっている!

過去級の原因、症状、自律神経失調症との繋がりなどを説明します。

  1. ①そもそも過呼吸とは?

    過換気症候群や神経性呼吸困難などを過呼吸と言います。呼吸が浅く速くなり、呼吸の回数が多いのが特徴的です。息苦しくなり過度に空気を吸い込むため、血中の二酸化炭素が薄くなりアルカリ状態になります。 二酸化炭素が足りなくなると身体の血管や脳の血管が収縮し、神経伝達が鈍くなります。

  2. ②過呼吸が起こると出る症状

    呼吸困難、頭痛、めまい、失神、動悸といった身体的症状に加え、うまく空気を吸い込めないことから「死ぬかもしれない」といった精神的恐怖感もあります。過去級の症状がひどい場合、30分~1時間程度発作状態が続くこともあります。

  3. ③過呼吸の原因

    不安、恐怖、緊張、興奮といった様々なストレスが自律神経や呼吸神経に影響し、過呼吸症候群は起こります。このように精神的要素が主な原因ですが、過労、運動不足、睡眠不足、食生活の乱れといった生活習慣や食生活などが関係していることもあります。

  4. ④自律神経失調症と過呼吸の関係

    自律神経のバランスが乱れると交感神経が優位になり、過呼吸の発作が起きます。自律神経失調症のとき精神が不安定になっているため、過呼吸症候群も招いてしまうのです。

過呼吸になりやすい人の特徴とは?

どのような人が過呼吸症候群になりやすいのでしょうか。ご自身が当てはまらないかチェックしてみてください。

  • ストレスを抱えている、心配症の人

    誰でもストレスは抱えるものですが受け流せる人や、発散できる人は多いものです。ところが1人で抱え込んでしまう人はストレスが溜まり、過呼吸を起こしやすいでしょう。 さらに、「あのときみたいにまた過呼吸になるかもしれない」といったような恐怖を感じている人や心配症の人も過呼吸を起こしやすいです。

  • 10代~20代の人

    どの年代も過呼吸症候群になりやすいですが、特に10代と20代は非常に多いとされているので、比較的若い女性は注意が必要です。 ちなみに年齢を重ねるごとにリスクは減ってきます。しかし、高齢でも過呼吸症候群を患っている人はいますから、高齢になれば大丈夫という訳でもありません。

  • 女性

    男女ともに過呼吸症候群になる可能性はありますが、比較すると女性の方が発症率は高いです。今のところ明確な原因は分かっていませんが、女性ホルモンが関係している説が挙がっています。

パニック障害で過呼吸症候群になるというよりも、パニック障害と過呼吸症候群は似ていると捉えた方が良いでしょう。専門医でも見違えてしまうことがあるくらい、双方の症状は似ています。ところが原因は違い、過呼吸症候群は心因性、パニック障害は神経伝達物質の異常が原因で起こります。

このように過呼吸になりやすい人の特徴をいくつか挙げましたが、だからと言って必ずしも過呼吸症候群になるとは限りません。ですが、過呼吸症候群になり得る条件の1つであることを理解しておきましょう。

過呼吸が起こったときの対処法は間違えると危険!正しい対処法を知ろう

過呼吸症候群を起こしたときの正しい対処法を知らない人は意外と多いでしょう。今まで知っていたあるいは試したことのある対処法が実は間違っていたということもあります。ご自身や周りの方がもしも過呼吸症候群になってしまったときのために、正しい対処法を学んでおいてください。

 

自分が過呼吸になった場合の対処法

  1. ①落ち着くまで待つ

    過呼吸による発作は時間と共に治まるので、まずは症状が治まるまで待ちます。ほとんどは30分~1時間で治まるのでその時間内は様子を見てみましょう。

  2. ②ゆっくりとした呼吸を心掛ける

    過呼吸症候群になると早くて深い呼吸になるため、ゆっくり浅い呼吸を心掛けてください。呼吸発作が起きているときに意識するのは難しいかもしれませんが、できる範囲で行なってみましょう。息を吸ったあとに数秒間軽く呼吸を止めるのを繰り返す方法があります。

  3. ③抗不安薬の服用

    ストレスが原因で起こるので、抗不安薬で不安を和らげるという方法もあります。ところが過呼吸中に飲むのは難しいですし誤嚥(ごえん)してしまう恐れもあるため、発作が起こる前に飲むようにしましょう。

 

過呼吸の人のヘルプを行なうときの対処法

過呼吸症候群の人を見ると慌ててしまう人もいますが、本人を安心させるために落ち着いた対応をしてあげましょう。「大丈夫だよ」「ゆっくり呼吸して」など優しく声をかけてあげてください。会話をして相手にも喋ってもらうことで呼吸を抑えてあげられます。

ペーパーバッグ法は危険?安全?

よく見かける過呼吸症候群の対処法が「ペーパーバッグ」です。ビニール袋や紙袋を使った対処法になります。この方法で対処をした方も多いのではないでしょうか?しかし、窒息死したり、逆に混乱を招いたりなど効果がないとされています。

このことからペーパーバッグ法は避け、違う方法で対処することが望ましいです。

過呼吸を治すためには自律神経の治療が必要

強いストレスを受け交感神経が働きすぎると、自律神経が乱れ自律神経失調症になります。それに伴い過呼吸症候群を引き起こすこともあるので、自律神経失調症そのものを治療することも重要です。過呼吸症候群と自律神経失調症の治療は十分に行ないましょう。

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