自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

心理療法

自律神経失調症にはストレスが大きく関わっています。そのため精神症状がある方は、薬物療法だけでなくカウンセリングなどの心理療法で心の問題から解決する必要もあります。

精神的な問題を根本から解決する心理療法

心理療法は、医師やカウンセラーと面談しながら、心に抱えているストレスの原因や偏った自分の考え方などを探り出すことから始めます。

医師やカウンセラーは問題を抽出してストレスとうまく付き合うためのアドバイスをしますが、解決するのはあくまで本人。そのため、面接を行うだけで改善するという意識ではなく、パートナーとしてともに問題を解決していくという姿勢が必要です。

ここでは、代表的な心理療法とその効果について紹介します。

一般心理療法

  • 効果
    不安や緊張を和らげる
    ストレスのコントロール方法を身に付ける

医師が診察の会話の中で行う心理療法です。どの病院でも行われており、それが心理療法と気づかない方も少なくないようです。会話の中で患者から不安などストレスの原因を引き出し、患者が自ら原因に気付くように導きます。ただし数分程度の診療時間では難しく、ある程度の時間をとってくれる心療内科がおすすめです。

カウンセリング

  • 効果
    不安や緊張を和らげる
    ストレスのコントロール方法を身に付ける

カウンセリングの資格を持った臨床心理士や、専門のカウンセラー医師が患者との対話を重ねて行う心理療法。患者の心を開いて、問題点を引き出して解決できるように導きます。医師ではないので医療行為はできません。カウンセリングは、病院などの医療施設のほか、カウンセリングの専門施設でもうけられます。

認知療法

  • 効果
    マイナス思考、不安感の解消

自律神経失調症によってゆがんだ認知を矯正するための治療法です。体調が悪いとどんなことも否定的にとらえて、マイナス思考に陥ってしまい、さらに症状を悪化させがちです。そんな悪循環を断ち切るための治療法です。治療の流れは、まず自分の認知のゆがみに気付かせ、自分の思考パターンと異なる判断を実践して、少しづつ認知をコントロールしていきます。

行動療法

  • 効果
    摂食障害、対人恐怖症、パニック障害の改善

自律神経障害によってあらわれた症状は、行動にもゆがみを生じさせます。たとえば、ストレスがあると食べ過ぎる、電車に乗ると発作を起こす、人前で話せなくなるなど、不安や緊張から来る不適切な行動を改善します。不適切な行動を消去して、適切な行動をとると褒められるといったパターンをもとにした指導で、適切な行動を増やしていきます。