自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

自律訓練法

自律神経の不調を改善するのは、薬による治療だけではありません。薬を使わずにできる改善法として知られる自律訓練法は、いつでも自分一人でできる方法です。

神経のストレスを和らげる訓練法

自律訓練法は、自分で自分に精神的な暗示をかけて、さまざまな原因でバランスが崩れてしまった自律神経を整えてあげる方法です。

自律神経のバランスが崩れると、心身ともにストレスがかかってしまいます。そこで、体をリラックスさせ緊張をとることで、心のストレスも取り除きリラックスさせようという治療法です。

筋肉が緊張している状態は、脳や神経などの体の中枢となる部分の機能を低下させます。ですから、筋肉の緊張をほぐし脳や神経の機能を正常化させて心身のバランスを整え本来の状態へと導いていくことを目指します。

実際に心療内科などで自律神経失調症の治療に用いられている方法のひとつです。

薬や器具を使わないので副作用などの心配もなく、いつでもどこでも気軽に実践することができるのが大きなメリットです。不眠、頭痛、胃の痛みや不快感にも効果があるそうですよ。

もちろん日常的なストレスの緩和にも役立つ方法ですので、覚えておくと便利ですね。

自律訓練法の手順

基本の姿勢は、全身の力を抜き楽な状態で仰向けかイスなどに座って行います。

  • 1.ゆっくり深呼吸を3回程度行います。
    このとき、軽く息を吸いお腹から少しずつ息を吐いていきます。「リラックスしている」イメージを頭の中に描きます。
  • 2.右手が重くなるイメージを描きます。同様に右手→左手→右足→左足の順に。
  • 3.右手が温かくなるイメージを描きます。同様に右手→左手→右足→左足の順に。
  • 4.ドクン、ドクンという心臓の規則的な鼓動をイメージします。
  • 5.呼吸がとても楽なイメージをします。
  • 6.お腹が温かくなるイメージをします。
  • 7.顔から額にかけてひんやりとして気持ちがいいイメージをします。
  • 8.消去動作をします。
  • 消去動作のやり方は、手を握る、開くの動作を2~3回した後背伸びや軽いストレッチなどを行います。

自律訓練法は、体の外側から内側の深いところへとイメージを移動していくことが大切です。心臓の拍動や呼吸といった人の生命活動の最も基本となる部分が無理なく正しく動いているイメージをすることで、体の緊張がほぐれ精神的に解放されていくものです。

これなら家や通勤の電車の中などでもできますね。ストレスを感じたときなど、是非ためしてみるといいでしょう。