自律神経失調症の改善 大百科
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薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

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ホルモン剤

ホルモンのバランスの崩れは、自律神経失調症の代表的な症状。治療に使われるホルモン剤について、基礎知識として知っておきましょう。

自律神経とホルモンの密接な関係

そもそも自律神経は、大脳の視床下部とよばれるところでコントロールされています。この視床下部は、人が生きていくうえで最も大切な中枢部分であり、ホルモンや免疫、体温、食欲など基本的な機能を司っています。

そのため、自律神経とホルモンは大きな相関関係にあり、どちらかのバランスが崩れると体のバランスそのものが崩れてしまうのです。その原因に挙げられるのが、ストレス。そのストレスに打ち勝つ強い肉体と精神を持てればいいのですが、なかなかそうはいきません。

そこで、自律神経失調症ではバランスが崩れてしまったホルモンを補うためのホルモン剤を治療に活用することがあります。不足したホルモンが補充されることによって、体温が正常化したり体の冷えや不眠、頭痛やイライラといった不快な症状が和らぐことがわかっています。

どのような種類のホルモン剤があるのか

自律神経失調症でホルモン剤を使う場合、多くは更年期症状を緩和する目的で使われるケースも少なくありません。

これは、更年期の女性がホルモンの分泌の低下によって様々な症状が現れると共に、自律神経失調症になることがあるからです。

こういった症状に使われる薬としては、女性ホルモンであるエストロゲンが用いられます。更年期障害は女性ホルモンの減少が原因のため、これを補充することで症状が改善します。

更年期障害を改善することで結果的には自律神経失調症も改善できるというわけです。

ホルモン剤の副作用

更年期障害のある女性には大変効果が期待できるホルモン剤ですが、実際にはさまざまな副作用も報告されています。

  • むくみ
  • 吐き気、食欲不振
  • 頭痛、めまい、肩こり
  • 倦怠感、不眠
  • 発熱、のぼせ、発汗
  • 発疹
  • 太りやすくなる

ホルモン剤を服用すると、更年期障害や自律神経失調症に似た症状が出ることがあります。また、まれに重い副作用が起こることがあります。

  • 肺動脈塞栓症…血栓ができて肺動脈が詰まってしまう
  • 骨密度の低下
  • 乳がんのリスクが高まる

ホルモン剤を服用する際は必ず専門医の指示に従い、異常があればすぐに相談するようにしましょう。