自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

生理不順

女性の悩みで大きな比率を占める生理不順。自律神経失調症の人は生理不順も悪化するという傾向があるようです。その原因と対策を検証してみましょう。

生理不順の実際と原因

女性は、男性に比べてホルモンの分泌が周期的に変わります。これは生理周期に関係しているもので、特に生理前症候群PMSと呼ばれる状態では生理前にイライラしたり情緒不安定になったりすることがあるようです。

こういった感情的な変化や普段とは違う行動、イライラなどは自律神経と密接な関係があるといわれています。

そもそも生理不順とはどういった状態をいうのでしょうか。

一般的には、12歳頃に初潮を迎え、25~38日くらいを周期に3~7日間程度子宮から出血が起こります。これが生理です。これらのサイクルは、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの働きによって決められるのですが、何かの原因でこのホルモンの分泌が正常に行われなくなると生理不順が起こります。

生理不順では、生理の周期が狂う、突然生理が止まる、あるいは突然生理かどうかわからない出血がある、生理が異常に長く続くといったようなトラブルが起こります。

これらは、ストレスや過労、過度のダイエットなどさまざまな要素が原因となりホルモンのバランスが崩れてしまうために起こります。

自律神経と生理不順の関係

自律神経は、体を一定の状態に維持する働きを持っています。特に体温を正常な温度に保つ役割を担っているのですが、ストレスや肉体疲労などが原因で自律神経が乱れると体温調節がうまくいかなくなることがわかっています。

体温が一定に保たれなければ、冷え性や低体温症、血行不良などの弊害が起こります。体の冷えは、特に女性にとっては大敵です。冷えが原因で子宮の働きが低下しホルモンのバランスが崩れて生理不順が起こることがあります。

また、仕事が忙しい、夜遅くまで起きていて朝遅くまで寝ている、慢性的な睡眠不足など1日のサイクルが不規則な人は、生活のリズムが崩れ体の中にある体内時計がおかしくなってしまいます。

通常、人間は昼間に活発に働き夜は休息して疲労や体の機能を回復するという機能を持っています。でも生活のサイクルが乱れている人はこういった機能がうまく働かず、自律神経失調症になることがあります。

こういった生活習慣は、ホルモンの分泌にも大きく関与していて生理不順の原因ともなるのです。

このように自律神経は、体そのものの機能を維持するために大きな役割を持っています。排卵障害や不妊など深刻な事態も引き起こしかねない自律神経の障害は、生理不順にとどまらず大きなリスクが隠れているといえます。

生理不順にならないために

生理不順の改善に役立つ方法をピックアップしてみましょう。

  • ホルモンのバランスを整える食べ物を積極的に摂りましょう。

ビタミンやミネラルは、自律神経の不調を改善しホルモンの分泌を高めてくれます。特に女性は、鉄やカルシウムをしっかり摂ることが大切です。
※オススメの食品…玄米、ナッツ、味噌、納豆、さば、いわしなど

  • 半身浴がオススメ

体を温めることは、さまざまな効果を高めてくれます。特に生理不順を伴う自律神経の調節には、ぬるめのお湯での半身浴がオススメです。夜寝る前の半身浴は、血行がよくなるだけでなくリラックス効果が高く、よく眠ることができますよ。

  • 就寝前の習慣

※就寝1時間前は、脳を活発化させるパソコンやテレビは避けましょう。
※アロマや音楽、ハーブティなどはリラックス効果を高めてくれます。

  • 腹式呼吸で自律神経の調節

お腹からゆっくりリラックスして腹式呼吸を行います。イライラするなどストレスを感じたらいつでも試してみてくださいね。

  • 有酸素運動

水泳やエアロビクス、ウォーキングなどは精神を安定させる効果があり自律神経が整います。