自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

不眠

不眠症や睡眠障害は自律神経失調症で最もよく聞く悩みの一つです。

自律神経には、身体を緊張させて活動的にさせる交感神経とゆっくり休ませる副交感神経から成り立っています。この2つの神経がアクセルとブレーキのように働いて、毎日の活動時間に合わせて身体を調整しているのです。

交感神経の緊張によって「眠る」スイッチが入らない状態

自律神経が乱れているとこの内の交感神経が過度に緊張することがあります。睡眠時には身体を休める副交感神経が優位になる必要がありますが、交感神経が緊張したままなので、ずっと身体が興奮したままとなり寝付けなくなります

人によっては眠りが浅く夜中に目が覚める(中途覚醒)、早朝の4~5時に目が覚める(早期覚醒)こともあります。これらもすべて含めて不眠症と呼ばれます。

不眠症の多くはストレスが原因です。精神的なストレスだけでなく、環境の変化、次の日への仕事のことで頭がいっぱいになる、とても腹を立てているといった状態もストレスになります。

  • 自律神経失調症による不眠の原因
    なんらかのストレスによって交感神経が緊張したままとなり、身体が夜も興奮状態となるため
  • 症状
    ・寝付けない(入眠困難)
    ・夜中に目が覚める(中途覚醒)
    ・早朝目が覚める(早期覚醒)

睡眠薬だけでなく生活習慣の工夫も必要

不眠症の対策では、まず原因となっているストレスを取り除くことが大事です。

しかし全てのストレスをすぐに排除するということはなかなかできません。ストレスがなくなるまで待っている間に不眠で身体がまいってしまうため、睡眠導入剤の利用もおすすめします。

睡眠導入剤は数時間の超短期タイプから6時間前後の長期タイプまで様々なものがあります。

入眠困難な人には超短期型、早期覚醒の人には長期型など、睡眠の状態にあわせて処方されます。ただし、睡眠薬には昼間に眠くなる、だるくなるなどの副作用があるものもあります。身体に合わないと感じたら我慢せずにすぐに医師に相談しましょう。

睡眠薬だけでなく、交感神経を興奮させない生活習慣を身に付けることも必要です。自律神経由来の不眠症の人は、一度交感神経が興奮するとなかなか収まらない傾向にあります。

昼間に、興奮するような行動(スポーツ観戦など)をなるべく控え、カフェインの摂取を減らす、寝る3時間前にはテレビを消して穏やかに過ごすなどの工夫も大事です。

自律神経失調症の不眠の対策

  • 睡眠導入剤の利用
  • 原因となるストレスの排除
  • 夜22時~夜中2時の間は眠るようにする
  • 寝る3時間前からテレビをつけず、明かりをおさえる
  • 寝る前に光源を見ない
  • カフェインをとらない
  • 昼間に興奮するようなことをやらない