自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

多汗

自律神経失調症の代表的な症状の一つに汗がよく出る“多汗症”、逆に汗が出なくなる“無汗症”があります。

自律神経のバランスが崩れると発汗をコントロールしている交感神経の機能が乱れてしまいます。そのため、汗の量の調節や体温の調節ができなくなるのです。

具体的には、冬でも服がぬれるくらい汗をびっしょりかいたり、運動しても汗をほとんどかかなかったりします。全身の汗に影響が出る場合と、顔や手、足など身体の一部だけに症状が出る場合があります。

多汗・無汗の原因は交感神経の乱れかも

緊張すると汗が止まらない、冬でも寝汗がひどいなど、汗のかきかたがちょっとおかしいと感じたら、自律神経失調症の可能性を考えてみましょう。

また、バセドー病(甲状腺機能亢進症)も多汗の症状があるので、汗のほかに甲状腺が腫れている、疲れやすい、動悸がするなどの症状がある方は病院で一度検査してもらいましょう。

  • 自律神経失調症の多汗の原因
    ストレスや生活習慣によって交感神経が乱れて、汗や体温を調節できなくなる
  • 症状
    ・寝汗がひどい
    ・冬でも汗で服がぬれる
    ・緊張すると大量の汗をかく
    ・顔や手、足、脇、股間など一部分に集中して大量の汗をかく
    ・運動しても汗をかかない

自律神経の治療と並行して汗のケアも

身体についた汗を放置していると匂いの原因となります。そのため、そのことがストレスとなって人に会うことが苦痛になる方もいるようです。まめにシャワーなどで汗を流す、デオドラント効果が高いボディソープを使う、匂いを防止する薬用クリームを塗るなどの日常のケアを心がけましょう。

また、手術で交感神経を遮断(ブロック)して、発汗を抑制する治療を行うこともできます。たとえば、脇の汗であれば、脇の下を少し切開し、そこからスコープを入れて交感神経を遮断します。身体への負担が小さく、傷口も目立たちません

しかし、多汗症の根本的な治療は、自律神経の回復が一番。そのため、ストレスや生活習慣の見直しなどをまずは心がけましょう。

自律神経失調症の多汗の対策

  • 自律神経の乱れを整える(ストレスケア、生活習慣の改善など)
  • 交感神経のブロック手術
  • 匂いの防止(シャワー、デオドラント効果のソープ、薬用クリームなど)