自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

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治療期間と治療費の目安

自律神経失調症の治療期間はどのくらいとはっきり言えない複雑な病気です。生活改善も含めて様々な治療を行っていくため、治療の効果には個人差が大きいのです。

治療は数か月~数年の長期戦で

治療開始後1か月でなんらかの症状の改善がみられることが多くありますが、この時点でやめると悪化することがあります。医師の指導に従って根気よく治療を続けることが大事です。

症状は軽減や悪化を繰り返し、早い方で完治まで数か月、長い方は5年以上かかることもあります。いつまでもよくならない時はとても不安になりますが、あきらめてはいけません。

医師と治療計画をしっかり立てて、食事や運動にも気を付けて長期戦でじっくり臨みましょう。

治療費の目安

自律神経失調症の治療は健康保険が適用されます。薬物療法だけでなく、カウンセリング、自律訓練法などの心理療法、そしてマッサージなどの理学療法にも医師が治療に必要とみなすと全て保険の対象となります。

ただし、この病気は治療や検査のためにいくつもの病院に行き、色々なところでマッサージや針灸などをする人も少なくありません。そのため、交通費や初診料など、医療費はかさみがちです。なるべく早くかかりつけ医を見つけることが治療費の節約にもつながります。

自律神経失調症の治療費の目安

  • 心療内科・精神科
    2,000~4,000円(1回につき)
  • カウンセリング
    5,000~10,000円(1回につき)
  • 漢方
    5,000~10,000円(1ヶ月分の処方)
  • 鍼灸治療
    2,000~5,000円(1回につき)

漢方は保険対象の病院で処方してもらうと価格を安く抑えられます。また、成分が変わらないジェネリック医薬品にすることで、2~8割薬代を安くすることもできます。

その他、自立支援医療費制度(重度かつ継続的な精神疾患などで治療費を公費負担で受けられる制度)なども活用して、医療費を抑える工夫をしてみましょう。

自立支援医療費制度の詳細については、住んでいる自治体によって異なるので、近くの保健センターや市役所などへ問い合わせてみてください。

セロトニンを増せば、自律神経失調症を治療できる

自律神経失調症は、治療するのに長い期間を必要とします。そのため、治療費にかかる費用も高くなりがちです。

セロトニンを増やせば、より早く症状を改善させることができ、結果的に治療費を抑えることが可能なのです。

自分でできるセロトニンを増やす方法を紹介します。

セロトニンとは

セロトニンは、モノアミンという脳内にある神経伝達物質の1つです。

モノアミンとはドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンからなる3つの神経伝達物質のことをいい、セロトニンには、このドーパミンとノルアドレナリン作用をコントロールする働きがあります。

そのため、セロトニンを理解するには、まずドーパミンとノルアドレナリンについても理解しなくてはいけません。

ドーパミンとノルアドレナリンは交感神経を優位にする

アドレナリンが興奮している時に出るのは有名ですよね。この興奮している状態というのは、交感神経が優位になっている状態です。

実は、ドーパミンとノルアドレナリンも交感神経を優位にします。

さらにいうと、アドレナリンはもともとはドーパミン、ノルアドレナリンなのです。

チロシン→L-ドーパミン→ドーパミンノルアドレナリンアドレナリン

上記の式のように、ドーパミンとノルアドレナリンは脳内でアドレナリンに変化します。そのため、それぞれの作用はとっても似ています。

自律神経失調症になると交感神経が優位になる

神経のバランス

引用:http://health.suntory.co.jp/professor/vol15/

ドーパミンやノルアドレナリンの分泌が過剰になると、交感神経が優位になります。すると私達の身体は緊張したり、心臓がドキドキしたり、汗をかいたりします。

こういった交感神経による反応は、自律神経失調症の症状にとてもよく似ています。なぜなら、自律神経失調症になると、交感神経が優位になるからです。つまり、交感神経の働きを整えることができれば、自律神経失調症の改善も可能ということです

セロトニンは感情のバランスを整える

セロトニンの役割

引用:https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol01_1.html

セロトニンには、ノルアドレナリンやドーパミンによって優位になった交感神経のバランスを調整して保つ働きがあります。

そのため、セロトニンの量が減るとイライラしたり自分の感情を抑えることができなくなったりするのです。このことからも、自律神経失調症を改善するには、セロトニンが重要であることがよくわかります。

セロトニンを増やす方法

ガムを噛む

ガムかみによるセロトニン量の変化

引用:http://www.shaho-net.co.jp/healthup2/spring/index.html

セロトニンは脳内にあるセロトニン神経から分泌されます。このセロトニン神経はリズムのある運動を行うことで、刺激されます。

運動するのはちょっとという方にぴったりなのが、ガムを噛むことです。ガムを噛むとリズムよく口の筋肉を動かせます。スポーツ選手も本番前はよくガムを噛んでいます。ガムを噛むことでセロトニンの分泌が促され自律神経のバランスを整い、緊張がほぐれやすくなるのです。

上記のグラフは、ガムを噛むことで増えたセロトニンの量を示しています。30分以上噛んでもそれほど増えていないことから、ガムを噛む時間は30分程度がいいです。

バナナジュースを飲む

セロトニンが合成される流れ

引用:セロトニン サプリメントのおすすめは? | セロトニンのサプリで不眠解消!|私の体験記

セロトニンはビタミンB6とトリプトファン(必須アミノ酸)から作られますが、バナナにはこのビタミンB6とトリプトファンが多く含まれています。

さらに、トリプトファンは乳製品にもたくさん含まれているため、豆乳でバナナジュースを作ればセロトニン合成に必要な栄養素を効率よく摂取できます。

また、豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同じような働きをするので、ホルモンバランスが乱れている人にもおすすめです。

 

毎日、太陽の光を浴びよう

時間ごとのメラトニン分泌量

引用:http://www.berry-counseling.com/114/

実は、セロトニンはメラトニンを合成するために必要な物質なのです。私達はメラトニンのおかげで眠気を感じることができます。

セロトニンは日中に太陽光を浴びることで生成され、夜9時ころになるとメラトニンの合成に使われます。この働きのおかげで、私達は眠りにつくことができるのです。

太陽光は無理に浴びる必要はなく、1日15分から30分程度で十分です。外に出ることが難しい方は、カーテンを開けて太陽の光を部屋の中に取り込むだけでも効果があります。寝付きもよくなるので、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。

セロトニンを増やして症状改善!

このように、セロトニンには交感神経が働きすぎるの抑える効果があります。自律神経失調症に悩んでいる方は、毎朝バナナジュースを飲んで、日中はガムを噛みながらちょっと外出してみてください。きっと心が落ち着き、症状が和らぐはずです。

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