自律神経失調症の改善 大百科
自律神経失調症の改善 大百科

薬から生活習慣まで自律神経失調症の克服方法

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自律神経失調の原因

自律神経失調症の原因は、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のバランスの乱れです。

自律神経とは、体温を調節したり免疫力を高めたりなど、自動的に“自律”して働く神経のことです。

自律神経には、活動する神経といわれる「交感神経」と、休む神経といわれる「副交感神経」の2つがあり、体の状態や環境に合わせて自動的に切りかわって働きます。
では、なぜこのバランスが崩れるのでしょう?

その原因は、ストレスや生活習慣など様々だと言われています。
つまり、人によって原因が異なり、症状も千差万別ということです。これが自律神経失調症が診断・治療しづらいといわれる所以でもあります。しかし主な原因を知っておくことで、自律神経失調症の予防や症状の改善を目指すことはできます。

自律神経失調の主要因はストレス

自律神経失調症の原因として最も多いのがストレスだといわれています。

ストレスを引き起こす要因は、人それぞれです。家庭や仕事の環境、加齢、季節の変化、災害、騒音など、五感を刺激するものすべてが原因となりえます。

日常的に過剰なストレスがかかると、活動する神経である「交感神経」が休みなく働き続けている状態になります。そのため、自律神経のバランスが崩壊してしまい、自律神経失調症を引き起こしやすくなるのです。

ホルモンの変化、生活習慣、環境なども原因に

自律神経を制御しているのは大脳にある視床下部にはホルモンを分泌している部分があるため、ホルモンバランスの崩れが自律神経失調症を引き起こすことがあります。特に、生涯を通じてホルモンの変化が激しい女性は、出産前後や更年期に自律神経失調症とみられる症状がよくみられます。

また、夜更かしや徹夜なども自律神経の働きに悪影響を与えます。人間の体は、昼間は交感神経が優位に働き、夜は体を休めるために副交感神経が優位に働くようになっています。しかし、昼夜のリズムが狂うと、副交感神経と交感神経のスイッチの切り替えが難しくなるのです。

本来人間は、夕暮れになったら体を休めて、夜明けともに活動していました。24時間店が営業し、夜中もインターネットで世界と繋がることができる現代は、自律神経のバランスを崩しやすい環境であるといえますね。

その他、もともと冷え症でやせ気味の人、疲れやすい、不眠気味の人は交感神経が緊張しやすく、自律神経失調症になりやすい体質だといえます。自分の体質やストレスや生活習慣等を知った上で、自律神経とうまく付き合っていきたいですね。

女性に多くみられる原因

自律神経の不調

引用:http://e-agingcare.com/kounenki/mechanism/kiji-280.html

女性は更年期をきっかけに自律神経失調症になることがあります。その原因は、視床下部の混乱です。以下にその機序をまとめてみたので参考にしてください。

  1. 女性ホルモンの血中濃度が低いことを察知した視床下部が、下垂体にむかって性腺刺激ホルモンを分泌してくださいという命令を出します。
  2. 命令を受けた下垂体は性腺刺激ホルモンを血中に分泌します。
  3. 性腺刺激ホルモンは血液の流れに乗って卵巣に到着します。そして、卵巣に対して女性ホルモンを分泌するように命令します
  4. しかし、更年期を迎えた卵巣は機能が衰えているため、女性ホルモンを十分に分泌することができません。
  5. もちろん、血中の女性ホルモン濃度は上昇しません。ここで1に戻ってを繰り返します。

この1から5のサイクルを繰り返すと、視床下部は混乱してしまいます。なぜなら、性腺刺激ホルモンを分泌しているのに、いつまでたっても血中の女性ホルモン濃度が上昇しないからです。

自律神経失調症の原因は視床下部にもあった!

実は視床下部はホルモンバランス以外にもさまざまなことを調節しています。そのため、視床下部が混乱すると視床下部が調整しているその他の機能のバランスも乱れてしまいます

自律神経失調症の主な症状

引用:自律神経失調症まとめ | 大阪 気功整体 おおいし治療院

視床下部機能の乱れに伴う症状

視床下部の機能 乱れた時の症状
食欲 食欲不振 それに伴う体重減少
性欲 性欲の減退 
体温の調節 異常な発汗 冷え性 微熱
血圧の調節 血管の拡張による顔のほてり 高血圧 めまい むくみ 肩こり 不整脈
自律神経バランスの調節 イライラ 不眠 うつ様症状 動悸 便秘 下痢 口渇
ホルモンバランスの調節 生理不順 肌荒れ ニキビ 多毛

上記の自律神経失調症の症状と、視床下部の乱れに伴う症状を比べてみてください。ほとんど同じですよね。このことから、自律神経失調症は視床下部の機能が乱れることで引き起こされるということがわかります。

つまり、更年期によって視床下部のホルモンバランスの調節機能がおかしくなることで、視床下部そのものが混乱してしまい、視床下部全体の働きが阻害されてしまうということです。そして、最終的には自律神経失調症になってしまいます。

更年期だけじゃない!女性特有の自律神経失調症のきっかけ

自律神経失調症になるのは、更年期の女性だけではありません。なぜなら、ホルモンバランスの乱れによって視床下部の機能が混乱した結果、自律神経失調症を引き起こすことが多いからです。

つまり、女性には更年期以外にもホルモンバランスが乱れる原因があるということです。

ホルモンバランスが乱れるきっかけになるものとして、以下のような出来事があります。

  • 月経
  • 妊娠
  • 出産

これらの出来事はどれも女性特有のものですよね。こうした点から、女性は男性に比べ自律神経失調症になりやすいといえます。

女性特有の出来事→女性ホルモンバランスの乱れ→視床下部の混乱→視床下部の他の機能の障害→自律神経失調症

このように、女性にはホルモンバランスが乱れる出来事が多くあります。そして、その乱れをきっかけに視床下部が混乱し、自律神経失調症を引き起こしてしまいます。

このことから、女性は男性よりホルモンバランスの乱れに気をつけないといけないことがわかります。

女性ホルモンのバランスを整えるには、「体を温める」「適度に体を動かす」「バランスのよい食生活」の3つを意識するようにしてください。これらを実践することで、ホルモンバランスの乱れは改善されていきます。

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